書籍・雑誌

『東大家庭教師が教える頭が良くなる読書法』

4806134325_2 本書では、14種類の読書法を示しているのだけど、この本に書かれている読書法は、仕事でも使える読書法であり、受験勉強に限られたものではない。

著者の考える「頭が良い」とは、『現実対処能力が高い』=『現実をうまく処理できる』ことであり、読書法を通じて、「幸せになること」をも追求している感がある。

また、吉永 賢一さんと言えば、やっぱり「白紙復元」だよね。

『東大家庭教師が教える頭が良くなる読書法』 吉永 賢一(著) 中経出版 (2009/07/31 出版) ¥1,365 (税込)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コーチ! 教えて・・・

Coach 「コーチ!おしえて… 未来はきみの手のひらの中に」 影井秀(著)

君が本気で望めば、それは必ず実現する。携帯メールがつなぐ、自己実現への架け橋。いまや受験生のみならず、世代を超えて支持される“未来の理想的自分”へのコーチングシステム「東大コーチ」から生まれた「自己変革」の物語。

と一風変わった本である。

精神論的には面白い。東大生でもこんな本を書くんだね(笑)

でも、何事かを成し遂げることって、意外と単純な、そして情熱的な動機がエネルギーなものかもしれないね。

影井 秀(かげい しゅう 1983年5月6日)は、実業家、作家及びタレント。東大コーチ株式会社代表。大学受験における自伝的小説を掲載したホームページ「東大コーチ」が受験生を中心に広まり、100万アクセスを突破。コーチングを受験勉強に応用したプログラムを開発し、ドラゴン桜に象徴される東大受験ブームに乗り、2005年11月11日、東大コーチ株式会社を設立。

ド短期ツメコミ教育!豪腕!コーチング!!(2006年4月~2007年2月テレビ東京系) で「東大コーチ」として、芸能人が1年間かけて東大合格に挑むプロジェクト「芸能人こそ東大へ行け!」に協力する。しかし、参加者の全員が一次試験(センター試験)の足切りにより、二次試験(東京大学本試験)の受験が出来ないという結果となり、企画は終了。影井自身は、ブログ(2007年6月2日付)の中で「去年のテレビ東京豪腕コーチングの東大受験では完敗でした」と報告している。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「思考の整理学」再来!

Photo外山滋比古”と聞くと現代国語などの試験問題に良く取り上げられる作家というイメージがあるのだけど、なんだか「思考の整理学」 が注目されているらしい。
2008年の大学生協調べで、東大・京大で1番読まれた本ということだ。

ボク自身、1987年にこの本を読んでいるので、取り立てて新しい感じはないけど、読んだのがちょうど高校3年のときだったから、結構興味をもって読んだ覚えがある。

「思考の整理学」の再来は、ITがどんなに進歩しても、人間の脳自体が20年前と現在とで極端に進化した訳ではないという証拠なのでしょうね。

本書的には、「手帖とノート」「メタ・ノート」が注目すべき内容なんだろうけど、わたしは、「整理」「すてる」のところの忘却に関する部分が一番印象に残っている。

今まで頭の中に蓄積してきた知識をいったん整理して外に出してしまうことで、新しい知識が頭の中に入ってくるという感じかな?。

「思考の整理学」を読んだせいかどうかはわからないけど、いまでも仕事で忙しいときによく「新しいことを覚えておきたければ、今使わない知識(今必要ない知識)は忘れておけ!」なんて、自分に言い聞かせていることがある。

なぜ、こう言い聞かせるのか?、それは一度しっかり覚えた知識ならば、また必要になったときに思い出すキッカケを自分に与えてやれば良いことだから・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

やる気のスイッチ!

Photo 「やらなきゃいけない!」と思っている顕在意識の自分と、「やりたくねぇ~!」と思っている潜在意識の自分との闘い。

でも、どちらが強いかといえば、「やりたくねぇ~!」という潜在意識の自分が必ず勝ってしまう。

顕在意識では潜在意識を支配できない。

だから、やりたい気持ちが潜在意識に素直に受け入れられない限り、顕在意識の自分は行動するたびに「やりたくねぇ~!」って、精神的な苦痛を伴います。

思わず、この複雑な心情を少しでも改善したいと、「やる気のスイッチ!」 のタイトルに魅かれて思わず手にしてしまった本。もしかして、作者の思う壺かしら・・・(笑)

ページをペラペラめくると、こむずかしい文体でもなく、あっさり読める。

そして、なんか納得!

こんな潜在意識との闘いを少しでも和らげることができる本が、「やる気のスイッチ!」 山崎 拓巳 (著)かもしれない。

Amazonのレビューより、

・昨日のやる気を、今日出せない人へ。

・成功者たちは“やる気のスイッチ”を持っている。

・なぜ肝心なときに、やる気が出ないのか?

・なぜやると決めたのに、そのやる気が続かないのか?

・「意欲」と「行動」の因果関係をやさしく解説しつつ、普段から実践できる秘密の達成メソッドを紹介します。

■講演人気NO.1テーマ

著者が年間200回×20年間続けてきた講演活動の中で、約100万人のやる気をアップさせた驚異のメンタルマネジメントをシンプルにまとめました。

■具体的で即効性の高い方法

スポーツ選手や経営コンサルタントなど各専門家から集めたメソッドの中から、著者本人がトライ&エラーを繰り返し、「本当に効果が得られた方法」だけを選抜しています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山崎 拓巳

1965年三重県生まれ。広島大学教育学部中退。22歳で「有限会社たく」を設立し、現在は3社を運営。

「凄いことはアッサリ起きる」―夢―実現プロデューサーとして、リーダーシップ論、コミュニケーション術、仕事術、メンタル/タイムマネジメントほか多彩なテーマで年間約200件の講演、セミナーを実施。現在までに延べ150万人以上にスピーチを行なう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英語のバイエル

51mnwyjkf9l__ss500_ 音楽(ピアノ)のバイエルならぬ、英語のバイエルとして、NHK出版から発売されている「これで話せる!英語のバイエル 初級 (CDブック)」¥1,680 円(税込)は、「ハートで感じる英語塾 英語の5原則編 (語学シリーズ NHK新3か月トピック英会話) と同じ著者の大西 泰斗 、 ポール・マクベイによる、英語の5原則を踏まえた実践テキストである。

本書の目的は、あらゆる英語文を生み出す、核となるパターンを身につけること。

基礎が出来ていると単語(言葉)を入れ替えるだけで、いろいろ話せたり、聞き取れたりもするようになる(わたしは、まだまだですが・・・)。

200の例文をとおして、

1.説明ルール

2.限定ルール

3.配置転換ルール

4.補完ルール

の4つの展開ルールと「とき表現」について、習熟する形式をとっている。

また、例文に対するキモチなるものが解説されているので、ニュアンスが判る。そして、例文の内容がイメージしやすく、英文のイントネーションなどは感情を込めて読まれている。また、和訳は大西先生が読んでいる。

そして、「話すための」文法は、みんさんが中学・高校でやってきた、細かくごちゃごちゃした文法ではないとしている。

大西先生は、自身のブログで、次のように書いている。

【 引用開始 】

バイエルは「初級」「中級」「上級」に分ける予定です。おおよそ次のようにレベル分けをしています。

・バイエル初級

バイエルに必要な語彙は、ほぼ中学卒業程度の平易なものに限られています。ただ扱う内容は英語の根幹にある必須な構文とその語感をぼぼすべて網羅します。基礎的な語で、英語ということばの基本的動き方すべてを網羅する、それがバイエル初級です。

・バイエル中級

使用語彙は、高校卒業程度までの範囲とします。バイエル初級は---いくら複雑であっても---単文レベルに留まりますが、中級では重文・複文・一定の流れをもつ複数文のコンビネーションの例が大きな比率を占め、より実際の会話に近づきます。また、主語・修飾語など各要素が大きく・重くなります。また、仮定法など初級レベルを超えたいくつかの形に習熟します。

・バイエル上級

日常会話を超えた領域です。ある一定の内容を平明な論理構成で発話します。使用語彙はネイティブレベルに近いものになります。(詳細は現在検討中)

おおよそ、こうした感じの進め方です。初級は「英語塾」の内容程度のもの。だけど使用語彙は平易ですから、より本質的に英語が見えてくると思います。

【 引用終了 】

SIMのときと同じような気持ちでやり続けたとしたら、どんな効果がうまれてくるのだろうか?

おもしろい教材の一つだと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

ハートで感じる英語

Photoハートで感じる英語塾 英語の5原則編 (語学シリーズ NHK新3か月トピック英会話) 大西 泰斗 (著)、 ポール・マクベイ (著)  \998円(税込) は、より英語感覚に近づき、英語を使いこなせるように英語の構造をちょっと変わったスタンスで説明しているものである。

学校で習うこまごました堅苦しい英文法ではないので、落ち着いて読める、苦痛なく読める本だ。

英語の構造をたった5つの原則で説明している(5文型じゃないよ)。

1.並べると説明

2.前から限定

3.足りないをおぎなう

4.不安定な感情

5.ときは距離

この5つの原則を図解、イラストや枠囲みを多用して、楽しく説明している。

英語を実用的に活用するために必要な文法事項を感覚的に捉えられるように再編成しているので、学生時代にしっかり英文法を勉強していると、違った視点で再確認できておもしろいよ。

そして、あまりにも基本過ぎて誰もが見過ごしている、単純すぎて文法書にも取り上げられていない英語の原則が、この5つの原則である、としている。

英語で一番大切な感覚は、配置していく感覚。

実際にお目にかかることがある例文と文法解説がたくさんあります。

本書の内容と例文は、全て身に付けておいて損はない。

本書で取り上げられている例文の音読は本書で説明されいることを体感できて効果があるよ。

馴染むまで、時折読み返すと良いよ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

直筆で読む「坊ちゃん」

Photo 夏目漱石の「坊ちゃん」を直筆原稿で読むことができる集英社新書ヴィジュアル版 『 直筆で読む「坊ちゃん」 夏目漱石 』 ¥1260円(税込) というのが出版されている。

漱石が四〇歳の時に三週間で書き上げたといわれる「坊っちやん」の直筆原稿を写真版で完全収録したもので、漱石が原稿用紙に書いたままの「肉筆」で書き始めから終わりまで、すべて読むことができる。

「直筆原稿復刻物」の出版物は、今までも研究者や一部マニアの間では流布していたものの、新書の形で登場するのは、この本が初めてとのことである。

小学校時代に、夏目漱石の「坊ちゃん」の他にも「吾輩は猫である」「三四郎」「草枕」「それから」などを文庫本で読んでいるが、この直筆本は、少々読みづらい。過去に文庫本で読んだ下地があっても、該当箇所を確認しながら読めば、なんとか読めるといった感じのものである。

ただ、凸版印刷された活字を読むのとは違い、原稿の写真ではあるものの、原稿用紙に書かれた「坊ちゃん」が読めるというのは、なんだか味わい深いものがある。歴史資料を読んでいる感覚に近い。

漱石自身の癖字もそのままだから、漱石ってこんな字を書いていたんだなということが判るし、活字の文庫本では、知ることができない原稿の誤字や修正箇所もそのまま残っているから、生々しい感じを味わえる。

「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている」という有名な書き出しから、ひらがなの「か」が特徴的な字でいきなり読みづらさを感じさせるカウンターパンチ!、「か」「可」の崩し字なのだ。それにしてもページの下が見事に注釈だらけです。

書家が見ると、マス目に1字ずつ収まっている漱石の原稿は達筆で読みやすいということいらしいけど、わたしは書家じゃない。だから、素直に読みづらい。

漱石の孫である夏目房之助氏も本書の解説で、「我慢して数ページ読んだが、すぐ挫折してしまった。印刷された小説は何度か読んでいるから、なんとか読めるかと思ったのだが、いかんせん「面白くない」のだ。まあ、面白がらせる字を書いているのではなく、読みやすく書いたのだろうから当たり前である。」と書いている。

直筆の原稿を読んでみて、凸版印刷の活字の読みやすさを改めて認識するというのも面白いものだ。

でも、最近の作家さんは、パソコンで原稿を執筆(入力)するから、原稿自体に読みづらさを感じるなんてことは、あまりないのだろうけど、直筆ではない原稿の資料的価値は?、となると、やはり、夏目漱石の原稿のように、直筆で書かれた原稿のほうが、後世に歴史的価値として残ると思う。テレビ番組「なんでも鑑定団」で、たまに作家の直筆原稿や手紙が登場するけど、やはり評価が高い。

歴史的な作家になるつもりなら、直筆原稿で、というところでしょうか?

| | コメント (2) | トラックバック (1)

スランプ克服の法則

Photo_2 「スランプ克服の法則」 岡本 浩一 (著) PHP新書 ¥756円(税込)は、「上達の法則」 岡本 浩一 (著) PHP新書をスタンプ克服の面から補完する著書である。

上達は、練習量や練習期間に比例して少しずつ進歩するものではなく、爆発的なスピードで伸びる反面、いくら練習してもいっこうに上達しない停滞期がある。

そして、スランプは、この停滞期を言うのではなく、練習量が落ちていないのに技能が後退する状態のことをいう。

記憶心理学と学習心理学に基づき、スランプの構造とスランプの克服方法を解いている。

(1)スランプの外的要因、そして、(2)認知トラブルに起因する内的要因を説明する前に認知に関わる記憶の仕組みを説明して、(3)内的要因を説明するというプロセスでスランプを分析して、(4)スランプ克服の方法論(①下位技能(基礎技能)のチェック、②ひな型トレーニング、③自己関与(やる気)を高める、④理論書の活用)を最後に提示している。

前著「上達の法則」の141ページの「自分のひな型をつくるプロセスに入る」の記述に呼応するひな型の内容が記述されているが、わたしは、展開図的なものをイメージしていたので、もう少し大きなひな型をイメージしていたが、実際は、小さなひな型の集まりのことをいっていて、「型の大きなひな型ではないのね」と思ってしまった。

本書の他の各論が、しっかりとまとまっているだけに、著者の言っている「自分のひな型」に関する記述にもう少しふくらみが欲しい感じがしたが、上達は小さな技術の積み重ねだから、小さなひな型で良いのかもしれないな。

新書版で、「上達」と「スランプ」をセットで論理的にまとめているものは、そうそう無いから良書だと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

上達の法則

Photo 「上達の法則―効率のよい努力を科学する」 岡本 浩一 (著)  PHP新書 ¥714円(税込)は、上達は単に鍛錬の量や時間だけで決まるものではなく、上達の法則という理にかなった鍛錬が効率の良い上達を生むとしている。

著者は、上達を極めた人と、そうでない人との違いについて、認知や記憶心理学などをベースに科学的に分析し、上達の法則は、「スキーマ(=枠組み認識)」「コード化(=思考における知識の言語化)」にあることを解いている。この理論から、独自の精密練習法やスランプ脱出法、特訓法なども紹介している。

「スキーマ」「コード化」が記憶の強化や上達する上で大事なことが良くわかります。

物事を究めていくステップをどのように踏んで行ったらいいか?ということについて、試行錯誤している人にとって、一定の方向を示してくれている。

暗記を軽視する学習要領について、危惧の念を抱いる著者の主張も良くわかります。わたし自身は「詰め込みこそ教育である」と思っています。

なぜなら、自分の中に「型」が出来上がっていなからこそ、自分の「型」を持つために、既存の定理既存の体系を詰め込んでいく教育が必要なのです。

何も無いところから「個性」は生まれてきません。人間は、物事を知れば、その知った事について、大なり小なり何がしかを考えるものです。

繰り返し学習で、基本定理や体系などの一定知識なり技術なりを身に着けたその先に発展(応用)として、形成されるものが「個性」だと思います。

そのような観点から見たときに、この「上達の法則」は参考になると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

最短学習法でも、ホントに最短? (英語)

Photo 「今度こそ本気で英語をモノにしたい人の最短学習法―通訳ガイドの実戦アドバイス」 祥伝社黄金文庫  志緒野 マリ (著) ¥570円(税込)で、言語習得の「5つの鍵」を示している。

「 5つの鍵 」

①.文法力がつけば、後は語彙だけの勝負で、ハイレベルな会話が可能

②.学習量の比率は、語彙4;文法3;読み聴きのインプット2;アウトプット訓練1

③.「精読」こそが、語彙のニュアンスも文法も、一石二鳥で吸収できる最良の方法

④.辞書をちゃんと読めば、ネイティブなしでも、正しい英語(発音も意味も使い方も)の95%が身につく

⑤.語学は、結局暗記である。覚えなければ、何も始まらない

著書の第3章に著者が23歳で通訳ガイドになるまでとその後について書かれているが、経過を見る限りでは、それ相応の期間と努力が積み重ねられている。

書名の「最短学習法」は、通常、私たちがイメージする「最短」のそれとはニュアンスが違う。

むしろ積み上げ学習の地道な努力が記されている。

著者自身の英語学習の経験則に基づいた視点で書かれており、特に基礎文法の習得に重点が置かれている。

私も文法書1冊完全主義で学生時代は勉強していたから、基礎文法の習得に重点が置かれている点は納得できる(タレントで東大文学部の三浦奈保子も自身のブログ「Naoko Miura Official Blog」byアメブロの記事いばらのみち2009-04-16)で文法書1冊主義であったことを書いている)。

また、志緒野さんは 「読めれば聴ける」し、「書ければ話せる」のだが、「読めても、書けない」「聴けても、話せない」のである。』とも書かれており、この点は、書くことからはじめる英語習得の記事の「蟹瀬誠一が教える 日本人だけが知らなかった英語上達法」 蟹瀬誠一(著)とも共通している点である。

英語は、「書ける」が大事ということか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)