« 人の災難を喜ぶいじめっ子の脳 | トップページ | 手の温もりで人間関係が変わる »

歯磨きで頭頸部・食道がんのリスク減

1日に2回以上歯を磨く習慣が、頭頸部がんや食道がんの発症リスクを低下させるようだ。

愛知県がんセンター研究所疫学予防部の松尾恵太郎氏が、10月1日から3日に横浜市で開催されている第68回日本癌学会学術集会で発表した。

同センターを受診した患者の中から、平均61歳(20~79歳)の頭頸部がんと食道がんの患者合計 961人と、がんではない 2883人に歯磨きの習慣を聞いた。

1日に2回以上歯を磨く群、1日1回磨く群、歯磨きを全くしない群に分けて比較すると、1日に2回以上歯を磨く群は、1日に1回の群に比べて、頭頸部がんと食道がんを発症するリスクが約29%低いことが分かった。

さらに、歯磨きをしない群の発症リスクは、1日1回磨く群の1.8倍、1 日に2回以上磨く群の2.5倍だった。

頭頸部がんと食道がんのリスクを高めるとされる喫煙や飲酒の習慣がある人に限って分析しても、結果は変わらなかった。

歯磨きの習慣が、これらとは独立したがんのリスク因子となるようだ。

歯磨きによってがんのリスクを低減できる理由について松尾氏は、「口腔内には、発がん物質とされるアセトアルデヒドを作る細菌が存在する。歯磨きによってこの細菌やアセトアルデヒドが除去されるからではないか」と述べている。

また、これまでの別の研究で、歯周病の有無といった口腔内の健康状態が頭頸部がんを含むがんの発症リスクに影響することが報告され、歯周病菌や虫歯菌の、発がんへの関与が示唆されている。

最近では、慢性歯周炎と頭頸部がんや口腔がんの関連を指摘する研究報告があった。

少なくとも朝晩の2回歯を磨くことは、頭頸部がんと食道がんの予防に役立つといえるだろう。

(「がんナビ」 2009年10月2日記事より)

この記事を読んで気になったことは、口腔内にはアセトアルデヒドを生成する細菌がいること(みなさん知ってましたか?、わたしは知りませんでした)。この細菌を除去するという意味では、発がんリスクを高めるとされる喫煙や飲酒の習慣のあるなしに関わらず、歯磨き習慣そのものが予防行為として単独で有効である点です。

|

« 人の災難を喜ぶいじめっ子の脳 | トップページ | 手の温もりで人間関係が変わる »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1199923/31854754

この記事へのトラックバック一覧です: 歯磨きで頭頸部・食道がんのリスク減:

« 人の災難を喜ぶいじめっ子の脳 | トップページ | 手の温もりで人間関係が変わる »